日本食はヘルシーというのは本当なの?

お米をたくさん食べると長生きできないというデータがあります

日本文化を感じることができる独特の盛り付けと見た目の美しさ、そしてそれに勝る美味しさで、世界でも高く評価されている日本食ですが、同時に日本食はヘルシーだという評価が伝わっています。

でも、これって本当なのでしょうか?たとえば、日本人の主食であるご飯について考えてみましょう!標準的な大きさのお茶碗1杯分(約180g)には、実はなんと約55gの糖質が含まれているのです。これは3g入りのスティックシュガー約10本分になるという驚きの量になります。なので、ご飯を大量に食べることは決してヘルシーだとは言えません。

東北大学名誉教授の近藤正二医学博士は、36年間にわたって日本各地の長寿者が多い村と、反対に短命者が多い村を訪ね歩き、その生活様式を調査されました。その著者の中で「ご飯をたくさん食べているほど短命である」と指摘されています。(日本の長寿村短命村/サンロード刊参照)

さらに博士は、「魚ばかりで野菜が少ない」「肉の食べすき」「塩分の摂りすぎ」の村は短命者が多いとも指摘されています。

日本の朝食といえば「白いご飯」「お味噌汁」「漬物」「焼き魚」といったメニューが定番ですが、一見ヘルシーに見える日本の定番朝食には、短命の要素である糖質と塩分がたっぷりと含まれているのです。つまり結論を言うと、日本食はけっして「ヘルシーで健康にいい」とは言えないのです。

ただ、白米にはビタミンB1も同時に摂取することができるため、効果的にエネルギー補給ができるという利点があります。人の身体の動力源となるエネルギーは、ビタミンBが運搬役となって糖質を燃焼工場に送り込むことで生まれます。なので、ビタミンB1と炭水化物(糖質)はセットで摂取することが理想的であるため、白米はとても効率がよい食べ物になります。なので、お茶碗に半分くらいを目安に摂取されてはいかがでしょうか?

ダイエット中の人は、夜はできるだけ糖質を控えめに!

糖質は、即エネルギー源となるため、私たちが日常活動するためには、やはり必要な栄養素になります。けれど、夜にガッツリとるのはやはり控えてほしいです。というのは、日中は糖質を摂っても、その後に忙しく働くことで太るリスクは減らせます。

しかし、夕食にたっぷりと糖質を摂り、そのまま寝てしまうと、ほとんど動かないため、基礎代謝率の下がった20代後半以降の人にとっては肥満のリスクが高まってしまうのです。

たとえば、会社の接待や宴会の後、シメのラーメンが食べたくなります。当然ながらこれはかなりの肥満リスクがあります。

現在、ダイエット中の方は、できれば夜は糖質をゼロにするくらいの覚悟が必要です。ご飯の代わりに豆腐や大豆食品などの優れた植物性タンパク質を代替え品として摂るのもお勧めです。

ちょこちょこ食べると太らないってホント?

今まで、1日の食事方法の常識として「朝昼晩の1日3食が理想で、ちょこちょこと1日に何度も食べるのは肥満につながる」とされてきました。

確かに、1日に必要な摂取カロリーを3回に割って、きちんと摂取することができれば、1日3回の食事は理想かもしれません。けれど、1日3食を摂ったうえでさらに、お菓子などもガンガン食べていれば、当然ながら太ります。

同じ1日の摂取量であれば、実はまとめて食べるよりも、ちょこちょこ分けて食べたほうが太りません。つまり、朝昼晩で食べている量を、5回、6回に分けて摂ったほうが、より太りにくくなるのです。

これは、血糖値がちょこちょこ食べることで血糖値が激しく上がらないようにできるからです。

反対に一番だめなのは、空腹でどかんと糖質を摂ってしまうことです。16時間ダイエットなど、何も食べない時間を16時間以上明けるというダイエット方法もありますが、16時間ダイエットが効果的なのは、消化器官をしっかりと休め、飢餓状態を作ることで抗老化遺伝子等の活動を活発にさせることができるからです。なので、せっかく16時間の空腹時間を空けたのに、16時間後にまとめて牛丼をドカ食い、ラーメンとチャーハンの大盛といった風に、ガンガン糖質を摂り、1日の摂取カロリーを超えてしまえば、激しく血糖値を上げることになりますし、効果がないどころか逆に肥満を招いてしまいます。

なので当店では、ダイエットとアンチエイジングを目標とされている方には、16時間ダイエット等を推進しておりますが、一般の人にはちょこちょこ食いをお勧めしております。

質の良い脂質を摂りましょう

いたずらに資質を避けるのはベター×

確かに、消費カロリーより摂取カロリーが上回れば太りやすくなります。なので、カロリーが高いものを食べると太ると思い込んでいる人にとって、「脂質」はなるべく摂らないほうがよい食材だと考えられています。けれど、これも大きな間違いです! 肥満の原因はカロリーではなく「血糖値を上げる糖質」です。なので、脂質を摂ったから太るということはありません。

それどころか、質の良い脂質を摂取することは美と健康につながる大切な要素になります。脂質は単にエネルギー源としてでだけでなく、細胞膜の成分として欠かせないものです。

私たちの身体にはおおよそ37兆個の細胞がありますが、そのすべてを被う膜の成分となっているのが脂質なのです。それだけに質の良い脂質をとることはとても重要なことです。

では、どのような脂質を摂れば良いのかということですが、「脂質について勉強しよう」のコーナーで詳しくご紹介しておりますが、現在は不飽和脂質酸の「オメガ3」と「オメガ9」の摂取が推進されています。具体的には、普段から調理にはオリーブオイルを用いた青魚を食べるようにすると効果的です。

一方、

リノール酸などの「オメガ6」に分類される脂質は、動脈硬化

トランス脂肪酸(マーガリンに含まれる)は心筋梗塞

を進めることが分かっているので注意してください。

また、開封した古い油も老化現象の主たるものである「酸化」が進むので口に入れないのが賢明です。

お酒は飲んだ方が良いの?

お酒はカロリーが高く、肥満の原因になる」というのも、良く聞く話です。けれど、これも間違いです。肥満の原因はカロリーではなく糖質であり、むしろお酒を全く飲まないよりは、適度に楽しんだほうが血糖値が上がらず太らないというエビデンスがあります。

ビールや日本酒、紹興酒は糖質を多く含むので、飲むならワインや蒸留酒(焼酎やウイスキー)がお勧めです。

とくのお勧めなのはワインです。たとえば、190人の糖尿病患者を二つの群に分け、一方には夕食時にワインを、もう一方にはノンアルコール飲料を飲んでもらう実験では、翌朝の空腹時血糖値が、ワインを飲んだ群のほうが平均22も低いという結果が出ています。(DiabetesCare30;3011-6,2007 )

また、白ワインには痩せる効果があるとする論文があるほか、2015年のヨーロッパ糖尿病学会では「ワインを1日150ミリリットル飲むと血糖値が改善される」という発表もありました。

色鮮やかな加工肉は危険です!

食べ物の発がん性については立証が難しいことから、現在「発がん性がある」と疑われている食べ物が、本当にがんと因果関係があるのかの証明はできておりません。それは、食べてすぐに症状が出るわけではないからです。

ただ、そうした中でも、すでに発がん性が明らかになっている食べ物がいあります。それは、ハム、ソーセージ、ベーコンなどの加工肉です。これらに発がん性があることはWHO(世界保健機関)によって発表されています。具体的には、日持ちさせるために必要な防腐剤や見た目を良くするために使われる発色剤などです。

これらが使われていない加工肉は、茶色で見た目はおいしそうに見えないため、敬遠されてしまがちです。逆に見た目が鮮やかな加工肉は、スーパーなどでも普通に売られており、販売に規制などはかかっておりません。加工肉を食べるかどうかはあくまで消費者個人の判断に委ねられているのが現状です。

痩せたいならジュースや缶コーヒーを止めて良質な水を飲もう

ダイエットをしている方はもちろんのことですが、美と健康のために普段からできるだけ水を飲むのがお勧めです。

水をたくさん飲むと、それによって単純に血中の濃度が薄まり、それだけで血糖値が下がります。血糖値の上がりすぎが肥満の原因なので、水をたくさん飲むことは、それだけで肥満の防止につながるのです。

また、水をこまめに飲み、常に体内を新鮮な水に入れ替えておくことは、健康を保つことにもつながります。細胞の代謝には水が必要ですが、この時古い水よりも新鮮な水がよいからです。また、水は飲んですぐに細胞に使われるわけではないので、細胞水に変わる速度が速く、細胞水の濃度に近い良質な水を飲むことが大切です。

良質の水が大切な理由については、プロトン水の説明ページで紹介しておりますので、是非参考にしてください

>>プロトン水の説明ページはこちらから

一方、同じ水分でもジュースや缶コーヒーや清涼飲料水は、できるだけ飲むのは避けるべきです。これは人間本来の消化、吸収システムを無視したものであり、糖質を摂る手段としても最悪の方法といえます。清涼飲料水などの甘い飲み物は、恐ろしいほど糖分が含まれており、健康にとって害になることはあっても、いいことなどひとつもない飲み物だと断言できます。

美と健康のためには、いますぐ美や健康をうたい文句にした清涼飲料水を止めて、代わりに質のよい水をたっぷりと飲むようにしましょう

食品添加物には要注意

加工食品や菓子など身近で手に入る多くの食べ物には、人工的に作り出された食品添加物が使用されているのが実情です。

さまざまな食品添加物の中でも特に注意したいのが食品を色鮮やかに見せるための発色剤です。たとえばハムやウインナーなどの加工食肉によく使われている「亜硝酸塩」ですが、この化学物質はWHO(世界保健機構)が発がん性のある物質であることを認めています。綺麗なピンク色で一見おいしそうに見えるはむの色は、実は化学物質で作り出された危険な色なのです。

また、食品を長持ちさせる防腐剤も人体にとっては危険な食品添加物のひとつです。どんな食べ物でも時間がたてば腐っていくのが当たり前です。その食品の寿命を化学物質で強引に引き延ばしているのが防腐剤です。

賞味期限の長い食品はストックしておくと何かと重宝しますが、ほとんどの場合、危険な防腐剤や殺菌剤を多く使用しています。

自身と家族の健康を守るため、食品添加物を含まない食材選びを心がけましょう。

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