肩の痛みにひそんでいる病気

このページでは、肩の痛みにひそんでいる主な病気を、痛む場所別に紹介しております。肩の痛みは単なる肩コリだと考えられがちです。肩コリだと考えて、タイマッサージなどのマッサージを受けることでかえって悪くなる病気もあります。

「普段と異なる痛み」「動けないほどの痛み」「痛みが長く続く」「似たような痛みが何度も繰り返される」といった場合は重い病気が隠れていないか確認が必要です。自己判断せずに、まずきちんと医師の診察を受けましょう。

医師の診断の結果、あるいは治療後に、理学療法によるリハビリ・セルフケアが可能場合は、バンコクリンパマッサージ&理学整体スパRENEの理学療法士にご相談ください。

肩 全般の痛み

肩関節炎

肩全般、あるいは前面、側面、背面に痛みや腫れがある場合、肩関節が炎症を起こしている可能性があります。原因には、使いすぎや痛風性、偽通風性、リウマチ性、感染性などいろいろあります。関節内や関節液や海(化膿性・結核性)が溜まることもあります。レントゲン検査が必要であり、痛み初期の頃は安静にして、消炎鎮痛薬や湿布などで治療されています。痛風性や偽痛風性関節炎にはステロイドホルモンの関節注射や局所注射などが効果的とされています。化膿性や結核性関節炎では、膿を穿刺(注射針を刺して吸い出す)するか、場合によっては手術が必要になります。

動揺肩(どうようがた)

肩の骨や筋肉に異常を認めず、原因不明ながら「肩を使ったときにだるい」「重い物を持つと肩が抜けるような感じがする」など、肩関節が緩い状態になることがあります。診断がつきにくい病気です。整形外科で、重りをぶら下げての肩レントゲン検査が必要です。治療は、保存的(手術を行わない)治療が原則で、肩関節まわりの筋力を徐々に用かしていきます。

肺がん

パンコースト腫瘍といって、肺癌が肺の最も上で生じると、首から肩、腕に至る経緯を圧迫して痛みやしびれを生じることがあります。骨や筋肉に異常がないのに痛みが長く続く、似たような痛みが繰り返されるという場合は、病院での検査が必要です。内科を受診してください。

肩 前面の痛み

石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせいけんばんえん)

腱板とは、肩甲骨と腕の骨(上腕骨)をつなぐ4つの筋肉の腱(骨と筋肉をつなぐ組織)の総称です。

4つの筋肉とは、イラストの棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋のことをいいます。肩を安定させ持ち上げる働きをします。この腱に、石灰(リン酸カルシウム結晶)が沈着し、炎症を起こすことを石灰沈着性炎症症といいます。

肩に夜眠れないほどの強い痛みが出て、肩の動きにも制限が出ます。レントゲン検査が必要です。治療は患部へのステロイドホルモンの注射がよく効きます。

消炎鎮痛薬の投与や痛みが治まってきたら、温熱療法や運動療法等の理学療法を行います。

肩 側面の痛み

腱板炎

肩を動かすと側面が痛む、または肩をある角度で動かすときに痛む場合は、腱板炎とは、肩甲骨と腕の骨(上腕骨)をつなぐ4つの筋肉の腱(骨と筋肉をつなぐ組織)が集まって板状となった部分です。炎症の原因は、肩の筋肉の使いすぎか、肩甲骨と腕の骨に腱板がはさみ込まれたか、あるいは腱板が部分的に断裂したかのいずれかになります。レントゲン検査やMRI検査が必要です。治療としては、理学療法が効果的であり、また痛くても少しずつ動かしていく運動療法が大切です。安静にばかりせず、痛くない方の手などを利用して少しずつ肩を上げることに慣れさせていきます。痛みが強い場合は、消炎鎮痛薬、湿布、局所へのステロイドホルモンの注射、ヒアロルン酸の注射も有効です。

肩 背面の痛み

棘上筋炎

肩の背面の痛みの多くは、肩関節周囲炎か、肩関節炎に該当します。この棘上筋炎は肩関節周囲炎(五十肩)のひとつで、肩の上方やや背面に、押すと痛い部分がある場合です。肩を拳上するとこの部分が痛むとき、棘上筋に炎症があることがあります。これと同じ部分で、押さえると痛みがあるけれど、肩を上げても痛くなく、首を動かしたときに居たい場合は、表層の僧帽筋の炎症になります。レントゲン検査が必要です。治療としては、肩関節周囲炎に準じます。痛みがひどい場合は、この部分へのトリガーポイント注射でかなりとれることがあります。理学療法による治療も効果があります。

肩 上面の痛み

肩鎖関節炎(けんさかんせつえん)

肩の上方に痛みがある場合には、鎖骨と肩甲骨の間の肩鎖関節が炎症を起こしていることがあり、肩の病気ではかなり見逃されているといえます。原因の多くは肩鎖関節(肩関節の運動に伴って働く)の使い過ぎです。中年以降の方の場合、変形性肩鎖関節症(軟骨がすり減ることによる変性)の可能性もあります。レントゲン検査が必要です。この部分の炎症と診断がつかない場合でも、肩関節周囲炎と同じ理学療法治療等で治っていきます。最も大切なのは運動療法です。軽い体操やストレッチを少しずつでも続けると、安静にしている場合よりも早く回復します。痛みがひどい場合は、消炎鎮痛薬や湿布を使います。この部位の痛みとはっきりわかればステロイドホルモンと局所麻酔薬を関節内に注射すると、多くの場合劇的に症状が改善します。

当店で受けることができる肩や首の痛み改善のための理学療法治療

重度の方の治療

① 肩甲骨はがし、ストレートネック&五十肩改善コース【理学療法】〰(重度の痛みがある方で、医師から理学療法を勧められた方、医師の治療を受けた後痛みが少し軽減した方、腕が上がらない方)理学療法士が行う、四十肩・五十肩専用の治療コースです。五十肩は、筋肉だけでなく関節包や腱板などに炎症が起こっているため、それらに対する治療も行う必要があるため、超音波療法等の理学療法治療器による治療と、手技による治療を同時に行っていきます。関節包や腱板などの炎症が軽減するまでは、この専門コースの治療を受けることをお勧めします。改善がみられれば②のコースに移行します。90分 3500バーツ⇒(2020年12月末までプロモーション価格 2800バーツでご提供)

中継度、ある程度改善がみられた方の治療

② ディープティッシュマッサージ【理学療法】 ~ (上記専門治療によりある程度改善がみられた方にお勧めのメニュー)理学療法の治療で行うマッサージであり、表面の筋肉から深層部の筋肉へと順番にアプローチして弛めていきます。肩こりや背中のこりが見られる方に行っている通常の理学療法(整体マッサージ)になります。

五十肩の治療初期は、理学療法士が行う上記専門治療の ①(肩甲骨はがし、ストレートネック&五十肩改善コース)を受けていただくことをお勧めしますが、その後ある程度の改善が見られた方は、このコースに移行することをお勧めしております。 

上半身60分 1500バーツ

五十肩予防のための治療

② 肩甲骨はがし&筋膜リリース 

~【理学療法&日本式整体】 (五十肩予防のために行う勧めのメニュー)

「肩甲骨はがし」という手技テクニックにより肩甲骨周りの筋肉をゆるめていきます。このコースは筋膜リリースとセットになっており、首・肩・背中の筋肉や脂肪に癒着した筋膜もはがしていきます。

施術後は背中に羽根が生えたように軽くなります。

まだ五十肩にはなっていないけれど、予防のために体を整えておきたいという方にお勧めのコースです。90分3500バーツのところプロモーション価格2500バーツでご提供(2020年12月末まで)

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