ぎっくり腰はなぜ起こるの? 腰に激しい痛みがある
ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛症」です。
欧米では「魔女の一撃」と呼ばれており、突然想像もしない 激痛がやってくることを「魔女がやってきた」と比喩するよ うになったことが由来だと言われています。
そう例えられるほどの激痛は、重度になるとその場で立てな くなったり寝返りができなくなったりするレベルの強く激し い痛みが特徴です。
ぎっくり腰(急性腰痛症)強い痛みが特徴
床の上の物を取ろうとして腰を曲げた時や、重い物を持ったときなどに腰に強い痛みが出ることがあります。
こうした急性の腰痛症を、一般にぎっくり腰と呼びます。
急性腰痛症(ぎっくり腰)は痛みが生じてから4週間以内の場合であり、それに対して3ヶ月以上続く場合を慢性腰痛症といいます。
急性腰痛症は、筋肉や腰椎の後方にある椎間関節の捻挫あるいは椎間板の亀裂怪我の場合と、使いすぎによる炎症の場合の2つが原因です。
レントゲン腱をしても明らかな異常は認められず、痛みは1〰2週間以内に治まることがほとんどです。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の原因は、ぎっくり腰になる人の数ほどあると言われたりしますが、主として次の3つの原因が考えられています。
筋肉疲労からの腰痛
まず1つ目に挙げられるのが、筋肉の慢性疲労です。ぎっくり腰は突然起こりますが、症状としていきなり表れるだけで、ゆっくりとその原因となるものは進行しているのです。
中腰で荷物を持上げようとした瞬間に激痛が走ったり、よろめいてちょっと片足を勢いよくついてしまった瞬間などにぎっくり腰になりやすいですが、日常の中で同じ動作をしても平気だったのに、ある瞬間にぎっくり腰になってしまいます。これは、少しずつ溜め込んだ筋肉疲労が、あるとき負荷の許容量を超えてしまい、腰痛として発症してしまったと言えるでしょう。
日常生活を送る中で、筋肉疲労は必ず起こります。通常はそれを回復するメカニズムを持ち合わせていますが、睡眠不足や栄養バランスが取れていなかったり、運動不足や座りっぱなしの仕事を続けるなどしていると、筋肉疲労が回復することなく徐々に蓄積されていき、やがて腰痛を招いてしまうことになります。
骨格の歪みからくる腰痛
ぎっくり腰になる原因の1つに、骨格の歪みもあげることができます。
私たちの日常を振り返ってみると、立ちっぱなしの仕事や座りっぱなしの仕事に就いていると、長時間、限られた姿勢でいることが多いでしょう。
こうすることで、身体の柔軟性が失われていき、同じ骨格や筋肉だけを使うことになってしまいます。
使われている筋肉には負荷がかかり、使われていない筋肉は少しずつ緩んでいきます。こうしたことが筋力のアンバランスを生み出し、骨格の歪みを招いてしまいます。
歪んだ骨格は左右のアンバランスを生み出し、その周囲の筋肉への負荷に変わります。身体のバランスをとろうとする代わりの筋肉にも徐々に筋肉疲労が蓄積され、やがて腰痛につながるのです。
いきなりの過負荷
若い人やスポーツ選手に多いぎっくり腰の原因の1つです。
高いところから飛び降りた着地の瞬間や、勢いよく振り返った瞬間、横になっていて勢いよく起き上がったときなど、止まっている状態からいきなり動いたときや、動きの急激な切り替えの時に、腰にいきなりの過負荷がかかり、ぎっくり腰を起こしてしまいます。
ぎっくり腰(急性腰痛症)は、少しずつ動いておくほうが復帰が早い!
かつて、ぎっくり腰を起こした後は、安静にすることが大切だと言われていました。しかし、ずっと動かないでいると、腰痛との関係が深い「背筋」が衰えてしまうため、回復が遅れてしまうということがわかってきました。
したがって、発症から2~3日後に痛みがやわらいだころから、多少の痛みを我慢して、動かせる部位は積極的に動かすようにしましょう。
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