食べ物の消化・吸収システムを知ろう!

食べ物を消化・吸収することは、腸の代表的な機能のひとつです。

口から入れた食べ物がどのような流れを経て、便として排出されるのか?意外とみなさん知らないのではないでしょうか?

ここでは、食べ物の消化・吸収のシステムについてご紹介していきます。

消化・吸収の流れ(システム)について知ろう

①~② 口で咀嚼された食べ物は、食堂を通って胃に運ばれ、強い酸性の胃液によってドロドロに溶かされます。

③~④ この時、十二指腸にある大小の「十二指腸乳頭」という弁がが開き、胆のうから「胆汁」、すい臓から「すい液」が流れ込み、胃から十二指腸に送られたドロドロの食べ物や胃酸と混ざり合います。

胆汁はアルカリ性なので胃酸を中和することができ、主に脂肪の分解を助けます。腸の潤滑油的な役割を果たすため「天然の便秘薬」とも呼ばれます。

すい液には消化酵素が含まれており、ブドウ糖やアミノ酸といった栄養素に分解されます。

消化物とこれらの消化液は、1日に約9リットルほどになり、小腸では7リットルほど吸収されます。残りの2リットルは大腸で処理され、腸内細菌が食物繊維などを発酵させながら、水分を吸収して体外に排出すべき便を生成します。このとき、大腸での滞在時間が長くなると水分の吸収が進んで便が硬くなり、短いと水分量が多くなって軟便になります。

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