なぜ私達の体には痛みやコリがでるのでしょう?

「1日中、どこも痛いとこがなく、どこもコリを感じることがなく過ごせたらどんなに快適だろう?」そんなことを考えたことはありませんか?バンコクリンパマッサージ&理学整体スパRENEの理学療法士達が日々向き合っている患者様のほとんどが、日常的に痛みを感じています。

筋肉の痛みには外的な要因(怪我等)の場合に生じる痛みだけでなく、傷は治癒しているにも関わらず痛みが継続的に持続する慢性的な痛みもあります。筋肉の痛みには様々なものがあるため、対処方法がわからず、困られれて当店を訪れる方も多いのが現状です。

このページでは、筋肉の痛みやコリについて悩まれている方に、是非、気軽にご相談をしていただくためにも、なぜ筋肉に痛みやコリがでるのか(痛の種類と原因、炎症のしくみ)を、当店の治療スタッフである理学療法士の解説を基に説明していきたいと思います。

痛みの種類

医学用語では痛みのことを『疼痛(とうつう)』と表します。

痛みには

*炎症や怪我」による痛みである「炎症性疼痛」

*炎症が治まってからも神経が痛みを感じてしまう「神経障害性疼痛」

*ストレスなどによる「心因性疼痛」

*「原因のはっきりしない疼痛」

の4種類があります。

痛みとコリの原因

痛みは体の異常を知らせるサイン

筋肉が痛むのは炎症を起こしている場合や、長い同じ姿勢を取り動かさなかったために、拘縮(硬くなって関節の動きを制限してしまう)して、動かすと痛い場合などがあります。

体のコリや痛みは、体に何か異常が出ているという身体からのSOSのサインです。

痛みがあある場所に異常がある場合もあおれば、全く事ある場所の関連痛の場合もあります。例えば、腰痛の原因が股関節の病気だったり、上肢のしびれや麻痺の原因が肺上部の肺癌だったりするケースもあります。

コリや痛みは、体からの「ちゃんとケアをしてほしい」というメッセ―ジだと受け止めてください。理学療法は体のコリや痛みの原因が必ずしも痛い箇所だけにあるのではなく、他に原因がある場合が多いと考え、痛みの原因となる場所を突き止めて治療していく医学なので、ご自身の体の状態を知ることが可能であり、また痛みやコリの原因を知り、改善することが可能です。

何度も同じ痛みが再発する場合、痛みがどんどんひどくなっていく場合は、重篤な病気が潜んでいるケースもあるので、自己判断はしないで、必ず医師の診察を受けてください。

筋肉はさまざまな理由で痛みを生み出す

筋肉は、様々な原因で痛みを生じたり、腫れたりします。腕や脚をぶつければ(打撲すれば)筋肉組織が傷つき、急に強い力で引っ張られると筋肉繊維が断裂し、じっとしていても動いても痛いというような症状が出ます。

上記のような怪我でなう、筋肉を使いすぎても筋肉の炎症や疲労が起こり、痛みや腫れが生じてきます。血行障害も痛みの原因となります。

炎症というのは、①痛み、②腫れ、③発赤(ほっせき)、④発熱の4つの要素を含む病気の状態をいいます。すべてがあるとは限りません。また、その原因も様々です。

痛みは炎症という状態の一部です。消炎鎮痛薬(痛み止め薬)は、字のごとく炎症を消して、その結果痛みも鎮めるものになります。

「腱」には大きな力が集中する

筋肉は骨の近くで「腱」という組織になります。筋肉が伸び縮みをし、腱を介して骨・関節を動かす時、腱には大きな負担がかかります。

筋肉の酷使は腱の使いすぎにもつながり、腱もまた疲労や炎症を起こしてしまいます。これを腱炎といいます。

また、腱には「腱鞘(けんしょう)」という組織に包まれている部分があります。刀(腱)と鞘(腱鞘)のようなイメージです。

腱鞘は、関節を曲げると腱が浮かび上がり、筋肉の力が骨や関節に伝わりにくくなるのを避けるためのものです。

この腱鞘と腱がこすれて痛みを感じるのが、いわゆる腱鞘炎です。

筋肉が骨に付着する腱のある場所ならどこでも、使い過ぎによる炎症、腱炎や腱鞘炎は起こり得ます。

筋肉の正しい動かし方を意識して、痛みの原因となる筋肉、腱の炎症を防ぐようにしていきましょう。

痛みを改善するには安静よりも動かすのが有効

怪我をして痛みや腫れが強いときは、しばらくは安静が必要なこともあります。細菌やウイルスなどに感染した部位は、原則として安静が必要です。

しかし、関節や筋肉は、動かして使う運動器と呼ばれる組織です。安静機関が長くなると、関節や筋肉に柔軟性がなくなり硬くなっていきます。

コリや筋肉・関節の痛みの場合は、必要最小限の安静のあとに、徐々に動かしていくことが大切です。

特に腰痛では、安静よりも少しずつ動いていくほうが、回復が早い事がわかっています。

炎症とはどんな状態なの?

病気や傷などによる肉体的な苦しみ

組織の一部が充血などでふくれる状態

毛細血管が拡張し、組織や皮膚が赤くなる状態

組織が熱を発し、その部分の温度が高くなる

LINEで問い合わせ »