~朝起きたら首が回らない・動かすと痛い方へ~

起きたら首が痛い 寝違えた男性

🩺 「寝違え」は医学用語ではありません

「寝違え」という言葉は、実は正式な医学用語ではなく、首の周囲の筋肉・腱・筋膜などに起こる急性炎症の総称です。

朝起きた時に、首を動かすと激しい痛みが走る──
ひどい場合は頭痛や背中まで痛みが広がることもあります。
起床時だけでなく、日中も首の可動域が制限され、動かすとズキッと痛むことがあります。

⚡ 寝違えが起こるメカニズム

寝違えは単なる「寝方の問題」ではなく、筋肉や関節構造に起きた小さな損傷や炎症が原因です。

主な要因としては次のようなものが考えられます。

1️⃣ 筋肉の炎症やこぶら返り(けいれん)
 → 首まわりの筋肉が急に収縮し、筋繊維や腱が炎症を起こす。

2️⃣ 椎間関節の捻挫・小さなずれ
 → 首の骨の関節(頚椎)にズレや炎症が起き、動かすと激痛が出る。

3️⃣ 関節包のまくれ込み
 → 関節を覆う薄い膜(関節包)が折れ込んで痛みを誘発する。

これらが組み合わさり、寝起きの首の痛みや動かしづらさを引き起こしています。

🛏️ 寝違えの主な原因は「睡眠中の姿勢」

通常、私たちは寝ている間に無意識に寝返りを打つことで、首や背中の筋肉にかかる負担を分散しています。

しかし次のような状況では、寝返りが少なくなり、首の一部に過度な負担がかかります。

  • 寝ているスペースが狭く、体勢を変えにくい

  • 枕の高さや硬さが合わない

  • 泥酔や過労などで寝返りが打てない

  • 寝具が柔らかすぎて首が沈み込む

長時間、不自然な姿勢が続くと、首周囲の筋肉や靭帯が引き延ばされ、炎症や損傷を起こしてしまうのです。

寝違えの原因となる主な筋肉はこれ!!

頭板状筋・頸板状筋・頭半棘筋

首の後方で、背骨と肋骨から頭・首の骨までつながり首お安定させます。

いずれも細長い筋肉です。

比較的大きい頭板状筋は主に首をそらす際に、頸板状筋は首を反らす・横に倒す、横を向く際に働きます。

僧帽筋

主に腕を上げる際に、三角筋の補助として働き、猫背にならないように背中を伸ばす際にも活躍します。 さらに上部は肩を上げる時、中部は背面で寄せる時、下部は肩を下げる際に働きます。

胸鎖乳突筋

首の側面で、橈骨から鎖骨、胸骨までつながり、首を安定させます。 横を向く(首を横にひねる)、下を見る(首を横にひねる)、下を見る(首を斜め前に倒す)際に働きます。 手元のスマートホンを長時間見続けたりすると疲労します。

肩甲挙筋

L首の後ろ側面から肩甲骨に繋がり肩甲骨を支えています。主に腕を上げる(肩甲骨を引き上げる)際に働きます。 パソコン作業が続くと肩甲骨を引き上げた状態が長引くため、疲労してしまいます。

💤 寝違えた時の正しい対処法 ~どうやって治す寝違え~

~冷やす?温める?放っておいても大丈夫?~

💭 「寝違えたけど、そのうち治る」と思っていませんか?

寝違えの痛みは、時間が経つと自然に落ち着いてくることが多いため、「何もせずに放置してしまう」という方も少なくありません。

実際、寝違えは時間の経過とともに改善するケースがほとんどですが、
⚠️ 1〜2週間経っても痛みが治まらない
⚠️ 頻繁に寝違える
という場合は放置せず、必ず医療機関や診療院で診てもらいましょう。


🩺 寝違えた時の基本ケア:「冷やす or 温める?」

寝違えの初期対応で多くの方が迷うのが、「冷やすのか」「温めるのか」という点です。

🧊 痛みが強い・腫れ・熱感がある時は「冷やす」

  • 寝違えてすぐ、痛みが強い

  • 触ると熱っぽい・腫れている

このような場合は、炎症が起きているサインです。
→ タオルで包んだ保冷剤などを使って、患部を10〜15分程度冷やしてください。
冷やすことで炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。

2日ほど経っても痛みが改善しない場合は、自己判断せず、専門家の診察を受けましょう。

🌿 痛みや腫れが落ち着いてきたら「温める」

炎症期が過ぎて痛みが落ち着いてきたら、今度は温めて血流を促進します。
首まわりを温めることで、筋肉が柔らかくなり、回復を早めることができます。

  • 蒸しタオルを首筋にあてる

  • 入浴でゆっくり温める

  • 肩を冷やさない服装を心がける

これらは肩こりや寝違えの予防にもつながります。

⚠️ やってはいけないこと

痛みが残っている時期に、

  • 首をぐるぐる回す

  • 強くマッサージする

  • 無理にストレッチをする

といった自己流のケアは、かえって炎症を悪化させる原因になります。
また、市販の消炎鎮痛薬(湿布・クリーム)は一時的な痛み軽減には有効ですが、
根本改善のためには筋肉・関節の状態を評価した上での理学療法が効果的です。

寝違えを改善するバンコクRENEスパの治療&トリートメント

🧠 理学療法による寝違え改善治療

理学療法では、寝違えによって起きた筋肉の炎症・関節のズレ・神経圧迫を以下の方法で安全に治療していきます。

  • 手技療法(理学整体):首・肩まわりの筋緊張をやわらげる

  • 超音波療法:炎症を鎮め、組織の修復を促進

  • 遠赤外線温熱療法:血流改善と代謝促進

  • トリガーポイント治療:痛みの発生源に直接アプローチ

施術後は、再発防止のために首・肩のストレッチ指導や姿勢改善トレーニングも行います。

90分 2800バーツ

RENEスパで受けていただける寝違え改善に効果的なメニューは「ストレートネック&オフィスシンドローム改善コース」です。

【理学療法】 寝違えは急性に起きた症状ではありますが、そこに至るまでには蓄積された筋肉の疲労などが考えられることから、対処療法ではなく、根本的な原因を取り除くための治療を行っていくことが大切です。このコースでは、現在ある痛みを取り除くとともに、問題のある首や肩の筋肉を突き止めて治療をしていきます。

① 理学整体(手技療法)② 超音波療法(物理療法)③ 遠赤外線温熱治療(物理療法)④ ディープティッシュマッサージ(手技療法)⑤ トリガーポイント治療 

等がセットになったコースになります

🕊️ 再発を防ぐために

理学療法では治療後に「再発しない姿勢」や「正しい枕の高さ」など、
生活環境のアドバイスも行います。

首を支える深層筋(インナーマッスル)を鍛えるエクササイズを組み合わせ、“寝違えない身体づくり”をサポートします。

💤 寝違えを繰り返す方は「寝具」を見直しましょう

寝違えの根本原因は、睡眠中の姿勢にあります。
狭い寝床・高すぎる枕・重い布団などは寝返りを妨げ、長時間、首や肩に不自然な負担を与えます。

特に枕の高さや硬さが合っていないと、
首の角度が不自然になり、筋肉を傷める原因になります。

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