ひじの痛みにお勧めのメニュー
物をつかんで手の甲を上にして持ち上げた時や、タオルを絞る時、ドアノブを回すなどした時にひじに痛みを感じる人は、筋肉。腱・腱の骨付近部分の慢性炎症が起こっている可能性があります。
ひじの痛みにおすすめのメニューは、理学療法です。手技療法(理学整体)と物理療法(超音波療法・遠赤外線温熱療法)などにより、痛みの場所や症状別に治療をしていきます。
ひじの痛みの原因は何?
怪我などの心当たりがないのに、突然に肘の痛みを感じた場合、原因がわからず不安になったことがあると思います。ひょっとしたら、今、そんな不安な状況になり、このサイトを見てくださっている方もおられるかもしれません。
例えば・・・
- 子供が道に飛び出そうとしたのでとっさに手首を引っ張ったら、泣きだして腕を動かさなくなった
- ぞうきんを絞る動作や運動時ラケットをふる動作で肘が痛むようになった
- 手首を動かすと肘までひびくように痛い
といったような痛みを感じたことがないでしょか? 肘の痛みには、何らかの病気が潜んでいる場合もあれば、手首や腕の使い過ぎから炎症が起こっているケースもあります。
病気が潜んでいる可能性がある場合に以外の原因としては
① 肘にある関節にくっついている筋肉や靭帯が炎症を起こしている
② 血液の流れが悪くなってしまって神経を圧迫してしまったりして骨と骨がぶつかってしまって痛みが起こる
といったケースが考えられます。これらの原因については、複雑な手の動きに対応するための肘関節のしくみが関連しています。
複雑な手の動きに対応するひじ関節
ひじには3つの関節があり、そのまわりにある筋肉と連動することで力仕事も手作業も支えることができます。腕はとても複雑な動きをしますが、この複雑な動きに対応できるのは腕の骨と筋肉をつなぐひじ関節があるからなのです。>>肘関節のしくみ
さらに、上腕には、ひじを動かし腕を曲げる上腕二頭筋と、ひじを伸ばす上腕三頭筋などの大きな筋肉があります。一方、前腕には、複雑な手の動きに対応する細い筋肉が密集しています。そのため、ひじには腕を酷使した影響が直に出ます。しかし、動かさなければ、可動域が制限されていきます。痛みがあるときは少しずつでも動かし、動く範囲を増やし、維持するのが大切です。
人間は4足で走る能力を捨て、手を器用にして文明を進化させてきました。特に親指と他の指ではさむ、つまむことができるのは人間だけです。その分、手・腕などひじ周辺の筋肉は複雑に連動して働いているのです。
肘の痛みには、肘の外側が痛むケースと、肘の内側が痛むケースがありますが、痛みの部位別にその原因を説明したいと思います。
また、肘関節は、複雑な腕の動きを支えている重要な関節になるため、その関節を自由に動かすために、肘の動きにより多くの筋肉がかかわっています。
腕の動き別に、使われる筋肉には次のようなものがあります。
ひじの外側が痛む原因は何?
タオルを絞ったり、ドアノブを回したり、手の甲を上にして手首を動かす際に「ひじの外側が痛む」のは、上腕骨外上顆炎(じょうわんこつがいじょうかえん)です。バックハンドテニスひじとも呼ばれています。原因は、ひじ周辺の筋肉、骨と筋肉をつなぐ組織・腱などの慢性炎症です。
手の甲を下にして手首を使うと、伸筋が働くことになります。
人間は手を伸ばす筋肉(伸筋)のほうが曲げる(屈筋)より弱く、調理などの家事はもちろん、パソコンやスマートホンの長時間操作により伸筋に負担がかかり、炎症を起こすのです。
ひじの痛みの原因となる主な筋肉
長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)
手首を親指側に曲げる、反らす、ひじを伸ばす際などに働きます。
短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)
バックハンドテニスひじ、パソコンひじ、スマホひじの主な原因となる筋肉。手首を親指側に曲げる、反らす、ひじを伸ばす際などに働きます。
総指伸筋(そうししんきん)
親指以外の4本の指を伸ばす際に働きます。前腕の背側中央を通ります。
スマホ利用で疲れやすい前腕の主な筋肉
尺側手根屈筋 (しゃくそくしゅこんくっきん)
手首を小指側に曲げたり、手首を手のひら側に曲げる際などに働きます。
尺側手根伸筋 (しゃくそくしゅこんしんきん)
手首を小指側に曲げたり、手首をそらす際などに働きます
小指伸筋(こゆびしんきん)
小指を伸ばしたり、小指を外側へ動かす際などに働き、総指伸筋の働きを助けます。
短母指伸筋(たんぼししんきん)
親指を伸ばす、外側に動かす、手首を伸ばす際などに働きます。
示指伸筋(じししんきん)
示指(人差し指)を伸ばす、手首を反らす際などに働きます。
ひじの内側が痛む場合の原因は何?
前腕をひねって手の平を上に向ける、手の平側を上にしてつかんだ物を持ち上げる際などに「ひじの内側が痛む」のは、上腕骨内上顆炎(じょうわんこつないじょうかえん)です。原因は筋肉や腱の慢性疲労です。
手の平を上にする、または手の平を上にした状態で肘をまげる(物を持ち上げる)際には、腕の屈筋が動きます。長時間の作業や同じ動作が続くことで、それらの筋肉や腱に負担がかかり、炎症を起こすのです。
屈筋は、伸筋より強いため伸筋の炎症である「上腕外上顆炎よりは発生率が低いと言えます。
ひじの内側の痛みの原因となる筋肉とは?
バンコクリンパマッサージ&理学療法スパRENEので受けることができるひじ関節の治療
理学療法の治療で行う整体であり、ひじ関節まわりの表面の筋肉から深層部の筋肉へと順番にアプローチして弛めていきます。ひじ関節は腕の筋肉やじん帯、健に連動しているため、ひじ関節だけを治療するのではなく、痛みの原因となる腕の筋肉系の治療が必要となってきます。ひじに関しては慢性の痛みが多いことから、超音波治療などを合わせて行い治癒速度を早くします(7倍ほど早くなります)。ひじ関節の場合は3回~5回程度の施術が必要となるケースがほとんどです。年齢や症状が出てからの期間にもよりますが、ほぼ痛みがない状態にまで改善できます。
理学整体 60分 1500バーツ、超音波療法 1部位 250バーツ