🌿手首の痛みや違和感…その原因、“回しすぎ”かもしれません。

手の平の痛み

「手首を回してほぐす」──準備体操でよく見かける光景ですが、実は手首は“回る関節”ではありません。


手首は「楕円関節」と呼ばれる構造で、上下(屈曲・伸展)と左右(橈屈・尺屈)の、わずか4方向にしか動かない関節なのです。

つまり、手首をぐるぐると回すように動かしているつもりでも、実際には複数の関節が連動して動いているだけ。


無理な“回転運動”を繰り返すことで、関節周囲の筋肉や腱に負担がかかり、腱鞘炎や手首痛、しびれの原因になることもあります。

 🔹 正しい手首の使い方を知ることが、痛みの根本改善の第一歩

当サロンでは、手首の4方向の動きを丁寧にチェックし、原因となる筋肉を特定。
理学療法士による整体アプローチで、滑らかな可動性を取り戻します。

「スマホの持ちすぎ」「パソコン作業」「育児での抱っこ」など、日常動作の中に潜む“手首の歪み”を整えることで、肩こり・首こり・腕のしびれまで軽減するケースも多くあります。


手首の違和感を放置しないで。
手首の動きを知ることは、全身のバランスを整える第一歩です。
理学療法に基づく安心の整体で、根本から回復へ導きます。

手の骨格系の構造

複雑な動きを正確に行うための構造

手は、指を形づくる指骨(しこつ)、手の平を形づくる中手骨(ちゅうしゅこつ)、手首を形づくる手根骨(しゅこんこつ)が骨格となり、それぞれに指の曲げ伸ばしをする筋肉がついています。

これらの細かい骨と筋肉が細やかな動きを可能にします。

また、手は自然な状態では全体がアーチ形になっていて、物をつかみやすくなっています。

手の筋肉系の構造

手のひらの筋肉と前腕の筋肉で指を動かす

こぶしをギュッと握ると、前腕の筋肉が硬くなります。

これは、指を動かす筋肉が、前腕から続いているからです。

その前腕の筋肉と、手のひらにある短い筋肉(母子球筋、小指球筋など)が複雑に入り込んで指を動かしています。

親指の動き

手首の痛みにおすすめの理学療法メニュー

手首の痛みついては、まず痛みが出ている部位から、問題のある筋肉を探し当てます。

手は複雑な動きをするため、炎症が起きている筋肉は1つではない可能性が高いです。また、首の筋肉や神経とも繋がっていることから、痺れが出ている場合などは、首の筋肉(斜角筋)が原因となっているケーもあります。

ベテラン理学療法士が、腕や手首の可動域を診ながら原因のある筋肉群を突き止め治療を行っていきます。

当店では手技療法(理学整体)と物理療法(超音波療法)を組み合わせた治療を行うのが基本となります。超音波療法は1カ所250バーツとなりますが、痛みや炎症の程度により放射する部位の数が変わります。また、治療後は自宅でできるセルフケアの方法(ストレッチや筋トレ)を指導します。

セットコースの治療時間は、概ね30~40分位です。治療費は、超音波療法を放射する数により変わってきます。合計で1000~1500バーツを目安にお考え下さい。下段で痛みの部位別に治療する筋肉をご紹介しておりますので、興味のある方は参考にしてください(手の筋肉は名前も難しいので覚えていただく必要はありませんが、筋肉のイメージとして捉えていただくと、セルフケアの際に役立ちます)

あなたの手首の痛みはどんな痛みですか?

・手首を反らせると痛い

・手首をひねると痛い

・手首が痛い(小指側くるぶし)

・手首が痛い(親指側くるぶし)

・手を着くと手首が痛い

一口に手首が痛いと言っても、実際に手首の痛い部分は一人一人少し違っています。手首をひねると痛い、手首を反らせると痛い、手を着くと手首が痛いなどです。

また手首の小指側くるぶしが痛い、手首の親指側くるぶしが痛いなど、同じ手首でも痛みが起こる場所が違ったりします。

手首には色々な筋肉があり、これら筋肉の損傷が痛みの原因になります。

多くは仕事やスポーツでそれらの部分にある筋肉を酷使しているのが直接的な原因です。痛みが出る部位別に、問題のある筋肉をご紹介していきたいと思います。

🌿手首を反らしたときの痛み ― よくある4つの原因疾患

手首の甲側には指を伸ばすための筋肉が4つあります。これらの筋肉が痛んでいると手を反らせた時痛みが起こります。またこれらの筋肉は前腕(肘から下の腕)から伸びているので、手首だけでなく前腕(肘から下の腕)の方も痛んでいる可能性が高いです。

手首を反らした時に感じる痛みの原因疾患で特に多いのが、次の4つの疾患です。

・インターセクション症候群

・筋肉に由来する痛み

・腱鞘炎

・TFCC損傷

① インターセクション症候群(intersection syndrome)

特徴:
親指側(手首の少し上あたり)にズキッとした痛みや腫れ、動かすと「ギシギシ」「キュッキュッ」といった摩擦音を感じるのが特徴です。

原因:
前腕の筋肉(短母指伸筋・長母指外転筋など)の腱が、他の腱と交差(インターセクト)する部分で摩擦が起こり、炎症を起こす疾患です。
主にスマートフォンの使いすぎ、パソコンのマウス操作、家事での手の使いすぎなどが原因になります。

ポイント:
初期は安静やアイシングで改善することもありますが、炎症が強い場合は理学療法やストレッチ指導が必要です。

② 筋肉に由来する痛み(筋筋膜性疼痛症候群)

特徴:
手首を動かしたときに腕の筋肉の張りや重だるさ、鈍い痛みを感じるタイプ。明確な腫れはなく、押すと「そこ!」と感じるトリガーポイントが存在します。

原因:
手首自体ではなく、前腕の屈筋群・伸筋群(腕の筋肉)が過緊張していることによって、筋膜が硬くなり痛みが放散します。
長時間のデスクワークやスマホ操作、力仕事の後などによく見られます。

ポイント:
マッサージやストレッチだけでは改善しにくく、筋膜リリースや理学整体などで筋膜と筋肉の滑走性を回復させることが重要です。

③ 腱鞘炎(De Quervain病など)

特徴:
手首の親指側(橈側)に痛みがあり、親指を動かしたときに強く痛みます。ペットボトルを開ける、赤ちゃんを抱っこする、スマホを持つなどの動作で悪化します。

原因:
腱が通るトンネル(腱鞘)に炎症が起こり、腱がスムーズに動かなくなる状態です。
特に**親指を動かす筋肉(短母指伸筋・長母指外転筋)**の使いすぎが関係しています。

ポイント:
放置すると慢性化しやすいため、初期のうちに炎症を鎮めるケア+筋肉バランスの調整を行うことが大切です。

④ TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)

特徴:
手首の小指側に痛みがあり、手首を反らしたり、ひねったり、体重をかけたときに痛みが出ます。
ドアノブを回す、タオルを絞るなどの動作で悪化するのが典型的です。

原因:
手首の骨と骨の間を安定させる「三角線維軟骨複合体(TFCC)」という軟部組織が損傷している状態です。
スポーツ(テニス・ゴルフ・バトミントンなど)や転倒、加齢による変性で起こることがあります。

ポイント:
炎症や損傷の程度により、安静固定・理学療法・筋バランス改善が必要です。重度の場合は手術が検討されることもあります。

手や指に痺れがある

手首の痛みや肘の痛み、首や肩のコリを放置していると、指や手に痺れが出てくるケースがあります。

手は複雑な動きをするため、非常にたくさんの筋肉や腱、じん帯などで構造されています。その中には、指の神経などに接している筋肉もあり、筋肉が炎症を起こして腫れた状態等になると、神経を圧迫して痺れが出るケースがあります。指の痺れ等については、別ページで解説しておりますので、バナーをクリックして解説ページにお進みください。

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