肩こりは病名ではなく症状です・・症状や原因別に治療法は違います

「肩こりに効く体操はありますか?」という良く聞かれる質問ですが、肩こりは症状であって病気でないため、ひとくくりにはできず、症状別に原因となる筋肉が違うため、それらの筋肉の改善に効く体操も違ってくるんです。なのですべての肩こりに共通して効く運動・・さらに治療というのはないんです。

どういうことかといいますと・・

例えばお腹が痛いので効く薬はありますか?と聞かれた場合、お腹が痛い原因は胃腸だったり、子宮だったり、筋肉(腹筋)だったり・・と色々考えられます。なので、原因によって使う薬も違ってきますよね。お腹いた全般に共通に効く処方性というのはありません。

それと同様で、肩こりも違った原因によって「肩こり」という結果が起こっているんです。例えば、姿勢の悪さによるもの、長時間のデスクワークによるもの、トリガーポイントによるもの、スポーツの種類によるもの、体の歪みによるもの・・等、人によって肩こりが起こる原因がそれぞれ違うのです。さらに、首の後ろが痛い、横に回すと痛い、肩甲骨の周辺が痛い等、痛みが出る箇所も人によって違います。

そのため、スタートから終了まで同じマッサージをしても原因にアプローチはできません。いま悩まされている症状がどの筋肉からきているのか? 何が原因で起こっているのか?を突き止めずして、肩こりの治療はできないのです。

バンコクRENEスパは、理学療法の治療院です。高い技術を誇る理学療法士がしっかりと原因を突き止めて治療をしていくため、人によって行う治療箇所やテクニックは違います。指導する運動も患者様によって違ってきます。

こんな症状はありませんか? もしかしてオフィスシンドロームかも…

・肩こりがずっと続いて、最近は痛くなってきた…

・腰痛が昔に比べて頻発している

・一日中パソコンに向う仕事で、夕方になるとコリがひどい…

・たまにマッサージに行くけど、その場だけで…

・肩こりがひどいと頭痛や吐き気がすることも…

・整形外科ででストレートネックと言われたことがある

・スマホ携帯を1日何時間も使用している

・最近、首が前に出て来て、猫背と言われるようになった

・長時間、車を運転している、車での移動が長い

慢性的な肩こり、首コリ、腰痛などは、本人の辛さに比べて、病気症状の一環としてはなかなか捉えられないことから、どうしても日常的に我慢してしまう、若しくはリラクゼーション的なマッサージを受けて、一時的な解消を図るという状態を繰り返しておられる方が多いのではないでしょうか?

これらの症状(肩こりや腰痛、オフィスシンドロームを含む)の原因は様々ですが、多くは身体の歪み、バランスの狂いからきている場合が多いため、いくらマッサージを繰り返しても、身体の歪みやバランスを整えてない限りは、必ず元の状態に戻ってしまいます。

なぜなら筋肉は、身体を支えたり動かしたりする上で負荷を受けて緊張し続けているため、バランスが崩れたり歪んでいる箇所に必ずコリが出てくるものなのです。

首は、成人で4~5㎏もある頭部をささえています

なぜ首の前ではなく後ろ側ばかりがこるの?

まずは首がこってしまう理由は何なのかについて見ていきましょう?首のこりや疲れで不思議に思うのは、痛みやこりが出るのは決まって後ろ側だということです。その理由は、首にかかる特徴的な負荷が挙げられます。

人で4~5㎏もある頭部をささえて、胴体とつないでいるのが頸部です。顔を正面にむけたまま、力を抜いてみてください(脱力する)どうですか?頭の重さゆえに、首は前に落ちていくはずです。

これは、首の骨(頸椎)が体の後ろ側に位置していることから起きる現象になります。うつむいたとき、頸部には頭の重さの数倍の負荷がかかるのです。つまり、首は常に後ろに頭を引っ張り続けることで起こってしまうんです。

交通事故の傷害では、この首の構造のせいで、むちうち症とよばれるもっとも多い怪我の1つを発症します。

スマホ首って何?

年、頭痛や肩こり、めまいなどを起こす「スマホ首」が増加していますが、これは長時間うつむいた姿勢でスマホを使い続けたために頸椎に負荷がかかり、直線に近い状態(ストレートネック)になることで起こるとされています。

首がこるもう1つの原因が、このスマホ首にあります。スマホ首になる原因は、スマートホンやパソコンの普及です。これらの機械を私たちが操作する際、頭を動かすことなくひたすら目(眼球)を動かしているわけですが、携帯電話がなかった時代には、日常的に首を続けて動かさないというような状態はありませんでした。

テクノロジーの進化に体がついていかずに引き起こす不調は、実はたくさんあるのですが、その中でも特に首は一番被害を受けている部位だといえるのです。

スマホ首に負荷がかかってくる筋肉は、下の図の後頭下筋群(こうとうかきんぐん)と呼ばれる筋肉群です。これらの筋肉は見ての通り、かなり複雑に入り組んでいるのですが、長時間動きがない状態では、それに合わせるかのようにどんどん硬くなっていきます。

私たちの首は、かなり繊細な動きが可能な構造をしていますが、せっかくのその高機能も、スマホやパソコン作業によって硬くなって次第には退化していくのかもしれませんね。

頸椎間の関節があることで頸部の回旋が可能になる

首のこりには、首の動きがとても重要であるということを説明してきましたが、では、実際に首はどのような動きをするのでしょうか?

首は日頃は意識せずに動かしていますが、1つひとつ細かく見ていくと、「屈曲と伸展」「右旋回と左旋回」「右側屈と左側屈」等が、単体もしくは複合的に行われているのがわかります。

これらの動きはそれぞれ対比した動きであり、これを順番に連続して行うのを「分回し(ぶんまわし)」といいます。

理学療法の首の治療では、施術を行う前に必ず、これらの動きをチェックしていきます。

オフィスシンドロームの原因となる凝りやすく注意したい頸部の筋肉

朝起きたら首が痛いということはありませんか? 首の痛みには、病気によって引き起こされる「神経からくる痛み」「筋肉や関節からくる痛み」の2種類があります。

病気からくる痛みには「頸椎椎間板ヘルニア」「頸椎神経症」等があり、筋肉や関節からくる痛みには「筋肉の硬さ」「関節の動きの悪さ」「循環の悪さ」などがあります。

みなさんが一度は経験したことがあると思う「寝違え」は、筋肉からくる痛みで、睡眠中の不自然な姿勢が筋肉に阻血(血液の供給不足)を引き起こし、しこりができることが「寝違え」の原因として考えられています。

寝違えは時間が経てば治ることがほとんどなので安心してほしいのですが、といってもあの痛さや辛さは堪えがたいものがありますよね~。また、寝違えほどの急激な痛さはないものの、毎朝起きるといつも慢性的に首が痛い・・という方も多いと思いますが、これは日常の姿勢が大いに関係していますよ~。

いわゆる「オフィスシンドローム」と言われるもので、長時間デスクワークをしている方に見られる症状です。このオフィスシンドロームを放置していることで頻繁に寝違えが起こることに繋がっている人もいます。

まずは、日常の姿勢、寝方から変えて行く必要があるのですが、当店では、お客様一人一人の頸部の筋肉をチェックさせていただき、どの筋肉に問題があるかを探りだしてから治療や予防のための指導を行っております。

オフィスシンドロームやストレートネックの治療については、首の動きを理解した上で、動きが悪くなっている筋肉にアプローチしていくことが必要です。

筋肉には走行する方向や動きが大きな部分(停止)、小さな部分(起始)等があるため、筋肉の動きや位置を理解した上で整体やマッサージを行わなければ効果がありません。これらを的確に行うには熟練した施術者の技術が必要とされています。

当店の理学療法士は、オフィスシンドロームをメインとした理学療法専門の医療センターで数年勤務したベテランの理学療法士です。安心して治療を受けていただけます。さらに施術後には、筋肉の解剖図を示しながら問題のある筋肉について説明し、筋肉をベストなコンディションに持って行くための運動指導などを行っていきます。

下記では、当店の理学療法士がオフィスシンドロームの治療を行う際、特に注目して調整していく首の筋肉についてご紹介しております。

美容でも注目されている美しい首の筋肉「胸鎖乳突筋」(スターノクライド マストイド マッスル)

顔を横に向けたときに浮き出る、首の筋肉中もっとも目立つ筋であり、とっても重要な筋肉です!!

首の側面を斜めに通り、速筋線維が高い割合を占めています。鎖骨頭と胸骨頭の2頭からなるため、治療の際はしっかりと触り分けることが必要とされている筋肉であり、施術者の技術が求められる筋肉になるんです。

主な動きは首を左右にひねる、肩をすくめる、頭部を安定させる、クロールの息継ぎ、相撲やアメリカンフットボール等でよく使われます。

首は自由自在に動かせますが、そこにもっとも深く関わっているのが・・・この胸鎖乳突筋です。あと、首コリの原因となるのも、ほとんどがこの胸鎖乳突筋です。筋肉は伸縮するのが使命です。胸鎖乳突筋が伸び縮みしない姿勢で長くいると首が痛くなってきます。長時間のパソコンやスマホを見ている等の姿勢は、胸鎖乳突筋がかたまってしまうので痛みが出てきますよ~。

さらに、美容の面でも注目されている筋肉であり、この筋肉が美しく浮き出るとセクシーであることから、モデル等の間で胸鎖乳突筋を鍛えるエクセサイズが流行しています。

首を支える役目を持つ筋肉チーム「斜角筋群」(マッスルズ マスティケイション)

長時間集中してデスクワークをしていると、首が凝ってきて痛くなるのは、斜角筋群という筋肉群に負荷がかかり緊張して固くなるからです。斜角筋群は胸鎖乳突筋の後ろに位置する筋肉群で首の側面を走行しています。

斜角筋群の作用としては、主に頸部を屈曲と側屈させます。つまり、肋骨が動く場合には肋骨を上げる、肋骨が固定されているときは、首を横に曲げたり前に曲げるといった動きをします。

斜角筋群に直接触ってアプローチするには熟練した技術が必要だとされています

それは、これらの筋肉が、施術の如何によっては胸郭出口症候群などの慢性疾患に関わるケースもあるからです。

胸郭出口症候群とは、手が痺れたり、腕に力が入りにくくなる神経の病気です。

現在、慢性的な痛みがある方は

バンコクRENEスパでは、腰痛、首・背中の痛みなど、既に辛い痛みが出ている方には理学療法をお薦めしています。

健康管理士と整体師の資格を持つ日本人セラピストがカウンセリングの後、理学療法士がお体をチェックしてから、治療方針を決め、治療方法の選別し、または組み合わせて治療を行います。

例えば、

① 首の痛みがひどい場合

→ 理学整体 + 超音波療法

② 背中の痛み、腰痛がひどい場合

→ ディープティシュマッサージ + 電気治療

③ 早く治したい場合・オフィスシンドローム治療(特別治療)

→ 肩胛骨はがし&ストレートネック・五十肩改善コース

といったように行っていきます。

治療メニューはお客様のその時の症状により、単体の療法で行われる場合もあれば、上のように組み合わせて行う場合もあり、人それぞれ違いますので、先ずは理学療法士のカウンセリングを受けていただいた後、治療法を説明させていただきます。

ただ、理学療法で行う整体やマッサージはトラブルのある個所等に痛みを伴うため、リラクゼーション的なマッサージとは全く違います。痛いのが苦手な方は、痛みの様子を見ながら、痛みが少ないアロママッサージから時間をかけて治療を行っていく場合もあります。(ただし、生体治療等に比べると、治るまでに時間を費やすことになります)理学療法のメニューについては、下記でご紹介しております。

オフィスシンドローム・腰痛・首、肩こり治療メニュー

理学整体

タイの医学大学を卒業して、医学学位と国家資格を持つ理学療法士が行う手技による整体治療です。

オフィスシンドロームの治療(肩こり、首こり、眼精疲労、片頭痛、腰痛など)、関節炎、腱鞘炎、五十肩などの治療の他、姿勢を良くしたい、柔軟性のある筋肉にしたいという方にもおすすめです。

筋肉の状態により、超音波療法や電気療法等も併用して行います。

また、筋肉的な怪我(肉離れ、打撲、突き指等)の場合にも、応急手当と同時に理学整体の手技療法を行うケースがあります。

テーピング等の処置が必要な場合は合わせて行います(別料金)

ディープティッシュマッサージ

理学療法士が行う手技治療です。

表面を撫でる従来のマッサージと異なり筋肉・骨格系と体の表層から深層までのあらゆる層に働きかける、様々なテクニックを組み合わせて用いるマッサージです。

解剖生理学に基づき確立されたマッサージであり、身体の表層から一層ずつ働きかけていくことで、対象の筋肉に到達することができるため、症状の起因する対象の筋肉に到達することができるため、症状の起因する筋肉の持つトラブルに働きかけるスタイルのマッサージになります。

特にアスリートの方におすすめのマッサージになるため、メンテナンスとして定期的に受けていただくと、パフォーマンスの向上等にも効果があります。

肩甲骨はがし&ストレートネック・五十肩改善コース

ストレートネック(首が前に傾斜)、猫背等で悩まれている方の他、オフィスシンドローム(首・肩のこりや痛み)、五十肩等の痛みで苦しんでおられる方に、とてもおすすめの理学療法士が行う特別治療です。

理学整体とディープティッシュマッサージの手技治療の他、頭痛の原因となるトリガーポイント治療や肩甲骨はがし、筋膜リリース等、理学療法ならではの高度テクニックを要する手技治療が加わります。

さらに、理学療法治療器の超音波療法を同時に行うことにより、治癒速度を7倍ほど早めます。

できるだけ早く改善を望まれる方、時間のない方等におすすめのコースです。

超音波療法

超音波療法は、サッカー選手のデビット・ベッカム選手や野球の松井秀喜選手も怪我(骨折)の治療に超音波療法を行ったことで一躍有名になった療法であり、人間の耳の可聴範囲を超えた20KHz以上の周波数を持つ音波(超音波)を用いた治療法です。超音波療法は、深い部分の筋肉にまでアプローチできます。通常炎症がある間は物理療法はできないのですが、超音波療法だけは炎症組織の治癒を促進することができるため、組織の早期修復が望める素晴らしい療法です。電気刺激治療は、電流を直接人体に通じ生体反応を起こして治療効果をあげる物理療法です。腱鞘炎、腰痛、筋肉痛、関節痛、神経痛などに効果があります。

頭蓋仙骨療法

日本の頭蓋仙骨療法士に来ていただき行う特別治療になります。

「頭蓋仙骨療法」は5グラムタッチと呼ばれるごくごく軽いタッチで体に触れることで、身体の深い組織、筋膜レベルから緊張をほぐし、脳脊髄液の流れを整える手技です。

アメリカのオステオパシー医師であるサザーランド医師が開発し、同じくアメリカのあプレジャー医師などがその発展に寄与した手技であり、自律神経の乱れや不眠症、イライラの改善、肩こり、片頭痛、眼精疲労などに非常に効果の高い療法になります。

操体法

操体法とは、仙台の医師 故橋本敬三先生が体系化した運動療法であり、

「痛みや違和感のあることはやらないで、ラクなほう、気持ちの良い方向、快さを捜してからだを運んでいく療法」です。

からだが元々持っている治す力、自然治癒力を最大限に引き出すのですことを目的とされた療法になります。

日本から先生に来ていただき行う特別療法になります。

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