骨と筋肉のコラム

バンコクで、理学療法を行うスパ「バンコク リンパマッサージ&理学整体スパRENE」では、筋肉や骨に関する様々な情報をお客様に提供しております。

このページでは、筋肉と骨に関するコラムを掲載しております。

コラム1 火事場の馬鹿力って本当?

火事場の馬鹿力とは本当に存在するのでしょうか?実は、科学的にそのメカニズムが立証されているのです。

火事場の馬鹿力って何?

いざというときに出すことができる大きな力のことです

「火事のときに重たい金庫を持ち出して逃げた」のように、家事や地震などの危機的状況が起こった時、通常では考えられないような大きな力を出すことができるというたとえです。

「子供が車を持ち上げ、下敷きになった人を救出した」「小柄な女性が大きな男性を担いで救出した」などの例もあります。

メカニズム

いざとなるとアドレナリンが分泌され力が前回に発揮される

日常生活で、骨や筋肉の力を100%発揮して体を動かしていると、骨や筋肉にはかなりの負担がかかり、莫大なエネルギーを消費して、体はボロボロになってしまいます。そのため、ふだんは能力をセーブして、持てる力の半分にも満たない力で体を動かしています。

とkろおが、緊急事態が起こるとアドレナリンや副腎皮質ホルモンが大量に分泌され、興奮、緊張状態になり、セーブが解除されます。筋肉は持てる力のすべてを発揮することができ、信じられないような力が出るのです。これが火事場の馬鹿力の仕組みです。

コラム2 体幹について知ろう!!

よく「体幹が弱い」とか「体幹を鍛えましょう」と耳にしますが、この「体幹」というのは体のどこを指し、どんな部位なのでしょうか?

体幹とは?

手足を除いた体の中心となる部分

体幹は、人体の中心軸となる部分で、手足を除いた頭部と胸部、腹部、腰部、背中の部分を指します。

骨格でいうと、頭蓋、肋骨、脊柱、肩甲骨、骨盤で、そこへ付属する筋肉も含まれます。体幹は姿勢を保持し、立つ、座る、歩くために重要な部分になります。

体幹の機能

姿勢を支え体を動かす元になる

体幹を取り除く筋肉には表層筋(ひょうそうきん)と深層筋(しんそうきん)があり、合わせて体幹筋(たいかんきん)といいます。表層筋は体の表面の近くにあって主に体を動かす筋肉です。深層筋は奥深い部分にあって、体を支える筋肉です。トレーニングで鍛えることで、正しい姿勢を維持し、体を動かすことができます。

コラム3 運動しないと筋肉や体はどうなるの?

元に戻るには3倍以上の時間がかかります。

骨折してギブスをすると、腕や脚が極端に細くなっているように、筋肉は使わないと衰えてしまうという特徴があります。

ある実験では、たった2週間、脚を動かさなかっただけで、若者で28パーセント、高齢者で23パーセントの筋力低下が認められたそうです。

さらに、若者では485g、高齢者で250gの筋肉が減少し、もとの筋肉量が多い人ほど影響ガ大きかったそうです。しかも高齢者の場合、週3~4回のトレーニングを6週間続けても筋力は元に戻らず、もとどおりになるには3倍以上の時間が必要とされています。

高齢者の場合、病気や怪我で長期間入院して安静にしている期間が長くなると、筋肉や関節、臓器の運動機能が低下する「廃用症候群(はいようしょうこうぐん)」になりやすいといわれます。そうなると、身体が思うように動かないことで、よけいに体を動かさなくなり、うつ病や寝たきりになることも多く、生活の質(QOL)の低下にもつながる悪循環を招きます。

しかも運動不足のために落ちた体力を向上させるには、ウォーキングなどの有酸素運動に加えて筋肉に負荷を加えるウエイトトレーニングが必要になるため、高齢者には高いハードルとなります。

ところで、ダイエットで短期間に体重が減って効果があったとぬか喜びする人が多くいますが、それは筋肉量が減って、体重が減ったためにダイエットの効果が出たと勘違いしているのです。ダイエットでエネルギー不足なると最初は筋肉量が減って行きます。その後脂肪が分解されて燃焼すると脂肪量も減るのです、筋肉は脂肪に比べて重く、量が減って基礎代謝が低下すると、逆に太りやすい体になってしまいます。筋肉は年齢に関係なく増やすことができますので、まずは、運動不足の解消がとても大切です。

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