肩こりはなぜ起こるの?(肩こりの原因)

慢性的な肩こり、首コリ、腰痛などは、本人の辛さに比べて、病気症状の一環としてはなかなか捉えられないことから、どうしても日常的に我慢してしまう、若しくはリラクゼーション的なマッサージを受けて、一時的な解消を図るという状態を繰り返しておられる方が多いのではないでしょうか?

これらの症状(肩こりや腰痛、オフィスシンドロームを含む)の原因は様々ですが、多くは身体の歪み、バランスの狂いからきている場合が多いため、いくらマッサージを繰り返しても、身体の歪みやバランスを整えてない限りは、必ず元の状態に戻ってしまいます。

なぜマッサージを受けても元に戻ってしまうのか?ここでは、肩こりや首こりがなぜ起こるのかについて解説しております。

肩こりや首のこりはなぜ起きるのでしょうか?

肩がこる原因は大きく分けて2つあります。

① 腕そのものや上肢全体にかかる重みによる鎖骨への負担

② 胸鎖関節(鎖骨と胸骨の関節)の可動域制限による肩甲骨の運動不足

原因その1~腕そのものや上肢全体にかかる重みによる鎖骨への負担

まず1つ目の原因ですが、皆さんは自分の腕だけの重さはどれくらいあると思いますか? 腕だけで実に全体重の6%を占めると言われているんですよ~!! 仮に体重が60㎏の方だとしたら3.6㎏ですが、この重みを実感しながら生きている人はまずいませんよね。

なぜ、腕の重みを感じないのかといいますと、腕は鎖骨を通じて体幹と繋がっているからなんです。けれど・・・感じていない=負担がない ということではありません。確実に負担はかかっているんです。

割り箸で、3㎏の米袋を持ち上げることをイメージしてみてください。かなりの負荷がかかることが想像できると思います。ましてや赤ちゃんの抱っこや、カバンの重みなどはさらに負荷になるわけなので、当然、割りばしだけではその重みを支えることができないので、周囲の筋肉が助けに入ってくれることになります。

さらに、何か物を持ったり抱きかかえたりしなくても、デスクワークや長時間車を運転する等、同じ姿勢を取り続けると、筋肉に負荷がかかり疲れてしまいます。これがいわゆる「肩こり」という症状になるわけですが、原因は、首と肩周辺の筋肉の疲労です。

同じ姿勢や動作を続けていると、重い頭と腕を支えて保持している「僧帽筋」「肩甲挙筋」「大・小菱形筋」「脊柱起立筋」などが疲れてきます。すると血行が悪くなり、グリコーゲン(糖)をエネルギーとする筋肉に、その老廃物としての乳酸が溜まり重だるさを感じるようになります。

肩こりの主となる筋肉

肩こりの主な原因となる筋肉には、僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋、頭半棘筋、脊柱起立筋などがあります。これらの筋肉は、重さで下に落ちて行く腕を上から引っ張り上げてくれている筋肉になります。腕を引っ張り上げるという視点で見ると、肩がこってしまう理由がとてもよく理解できると思います。

僧帽筋(そうぼうきん)

主に腕を上げる際に、三角筋の補助として働き、猫背にならないように背中を伸ばす際にも活躍します。

さらに上部は肩を上げる時、中部は背面で寄せる時、下部は肩を下げる際に働きます。

腕を引っ張り上げるだけでなく首もささえ体幹にも関わるため、とても疲労しやすい筋肉になります。

  肩甲挙筋(けんこうきょきん)

首の後ろ側面から肩甲骨に繋がり肩甲骨を支えています。主に腕を上げる(肩甲骨を引き上げる)際に働きます。

パソコン作業が続くと肩甲骨を引き上げた状態が長引くため、疲労してしまいます。

脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

背骨をそらす働きを持つ筋肉群の総称です。背骨に沿って、外側から腸肋筋群、最長筋群、棘筋群が伸びています。

背骨を伸ばすのに加え、首が前や横に傾く際には、姿勢維持のために働くため、日常生活の中で酷使しがちです。

菱形筋(りょうけいきん)

僧帽筋の奥で胸椎と肩甲骨につながり、肩甲骨を支えています。引き出しを開ける、胸を張って伸びをするときなど、肩甲骨を背骨に近づける際に動きます。

猫背にならないよう背中を伸ばす際にも活躍します。

この筋肉は、こっている人もいれば、筋肉そのものが弱い人もいます。

  頭半棘筋(とうはんきょくきん)

脊柱起立筋の奥で、頭の骨から首と背骨につながり、頭部を安定させる筋肉です。

上を向く、首を反らす際に働くほか、頭部を固定して姿勢を維持しようとするため、日常生活の中で活躍しています。

       胸鎖乳突筋

首の側面で、橈骨から鎖骨、胸骨までつながり、首を安定させます。

横を向く(首を横にひねる)、下を見る(首を横にひねる)、下を見る(首を斜め前に倒す)際に働きます。

手元のスマートホンを長時間見続けたりすると疲労します。

原因その2~胸鎖関節(鎖骨と胸骨の関節)の可動域制限による肩甲骨の運動不足

肩こりの原因の2つ目は、「胸鎖関節」です。胸鎖関節というのは、解剖学的では腕の始まりになります。

しかしながら腕を使って何かをする際、この鎖骨から動かすことを意識している人は少なく、ほとんどの人が肩から動いてしまいます。中東の代表的なダンスで「ベリーダンス」がありますが、ベリーダンスでは、この腕の始まるの胸鎖関節を意識して腕を動かします。そのため蛇のような滑らかな動きが実現できるのです。

肩から腕を動かしてしまうと、鎖骨に繋がっている肩甲骨も動かされないことから、肩甲骨が運動不足に陥り、周辺の筋肉も硬くなってしまいます。硬くなると血行が悪くなり疲れがでて肩こりが起こるのは①の理由と同じになります。

肩こりを治すには筋肉を使い過ぎないこと

肩こりを治すために必要なのは、同じ姿勢を長時間とらない、同じ動作を繰り返しし過ぎないおうにすることです。適度に休憩をとり、首や肩を軽く動かしましょう。少しでも休めると、筋肉は元気を取り戻してくれます。

肩こりがひどい場合は、消炎鎮痛薬のシップやクリーム、ローションを使いましょう。筋肉の疲労に、飲み薬の消炎鎮痛薬はあまり効果がありません。

注意が必要なのは、肩こりに他の重大な病気が潜んでいる可能性です。首を動かすと手にしびれが広がる、なかなか痛みが消えないといった場合は、頸椎性の神経障害の可能性がありますし、内臓の病気の可能性もあります。肩こりが持続する場合は内科の診察を受けてください。

肩こりや首のこりを改善するバンコクRENEスパの理学療法

バンコク リンパマッサージ&理学整体スパRENEで受けていただける首こり・肩こり改善のメニューには、次の2つがあります。

① 肩甲骨はがし、ストレートネック&五十肩改善コース【理学療法】〰(重度の痛みがある方で、医師から理学療法を勧められた方、医師の治療を受けた後痛みが少し軽減した方、腕が上がらない方)

理学療法士が行う、四十肩・五十肩専用の治療コースです。五十肩は、筋肉だけでなく関節包や腱板などに炎症が起こっているため、それらに対する治療も行う必要があるため、超音波療法等の理学療法治療器による治療と、手技による治療を同時に行っていきます。関節包や腱板などの炎症が軽減するまでは、この専門コースの治療を受けることをお勧めします。改善がみられれば②のコースに移行します。90分 3500バーツ⇒(2023年12月末までプロモーション価格 2800バーツでご提供)

② ディープティッシュマッサージ【理学療法】 ~ (上記専門治療によりある程度改善がみられた方にお勧めのメニュー)

理学療法の治療で行うマッサージであり、表面の筋肉から深層部の筋肉へと順番にアプローチして弛めていきます。肩こりや背中のこりが見られる方に行っている通常の理学療法(整体マッサージ)になります。五十肩の治療初期は、理学療法士が行う上記専門治療①(肩甲骨はがし、ストレートネック&五十肩改善コース)を受けていただくことをお勧めしますが、その後ある程度の改善が見られた方は、このコースに移行することをお勧めしております。 上半身60分 1500バーツ

② 肩甲骨はがし&筋膜リリース ~【理学療法】 (五十肩予防のために行う勧めのメニュー)

「肩甲骨はがし」という手技テクニックにより肩甲骨周りの筋肉をゆるめていきます。このコースは筋膜リリースとセットになっており、首・肩・背中の筋肉や脂肪に癒着した筋膜もはがしていきます。施術後は背中に羽根が生えたように軽くなります。まだ五十肩にはなっていないけれど、予防のために体を整えておきたいという方にお勧めのコースです。90分3500バーツのところプロモーション価格2500バーツでご提供(2023年12月末まで)

重度の方の治療

90分 

3500バーツ⇒2800バーツ

中継度、ある程度改善がみられた方の治療

60分 1500バーツ

LINEで問い合わせ »