肩に激痛がある!!肩が動かない!!腕が上がらない!!
肩が痛いといえば、普通はすぐに肩こりを思い浮かべます。
そのせいか、五十肩と肩こりを混同する人も多いのですが、この二者はまったく違うものです。
肩こりは首のつけ根の筋肉の疲労が原因で起こり、五十肩は肩関節の周囲の炎症が原因で起こる疾患です。
五十肩の症状として特筆すべきことは、「肩から腕にかけての痛み」と「腕の動きが制限されること」の2つです。
五十肩の痛みはある日突然くることもあるし、じわじわとくることもあります。
このページでは、五十肩についてその原因や症状、対処方法、治療法等について紹介しております。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)はなぜ起こるの?
加齢とともに弱る組織が傷つき、炎症を起こす
寒い時や夜間、または肩を下にして寝た時などに、肩に「激痛」があり、また方が一定以上動かない(可動域に制限が出る)これらの症状は、40代、50代、60代に最も多いことから、一般的に「四十肩」「五十肩」と呼ばれていますが、正式な病名は「肩関節周囲炎」と言います。
多くの場合、肩を上げたり、後ろに回したりすると、痛みが強くなり、たまに肘の方へ痛みが放散することもあります。
腕を前や横から真上に上げる。それから、腕を外や内にひねる。五十肩になると、特にこれらの動作が制限されます。痛みをこらえれば腕がひと通り動かせるという場合は、五十肩とはいいません。
実は、これほど医学が進んだ現在でも、まだご四十肩や五十肩になる原因ははっきりとはわかっていないのです。これまでに分かっていることから「腕を上げた状態で長時間作業をした後に起こりやすい病気」だと言われています。
特に、樹木の手入れをしたあとや大掃除で高い場所を拭き続けた後に発病するケースが多いようです。また、物を持ちあげようとした瞬間や、テニス、ゴルフのスイングなどの最中に突然激痛に襲われ、それ以降、肩を動かすたびに痛むケースも多いようです。
五十肩は、肩関節の周囲の筋肉や関節包(関節を包むカプセル状の組織)、靭帯(骨と骨をつないで関節を安定させる結合組織)、腱(筋肉と骨を繋ぐ結合組織)などの炎症です。筋肉や関節包は年齢とともに弱くなり、小さな刺激でも傷つき炎症を起こしやすくなります。また、炎症の影響で組織が硬くなり、関節の動きを制限してしまいます(これを拘縮といいます)
そして、筋肉や関節包、腱等の中でこの炎症が一番多く起きやすいのが「腱(板)」と呼ばれる場所になります。腱は繊維組織からできているため、加齢とともにもろくなりやすい場所になります。しかも、もともと血管が少ない部位になるので、いったん傷つくと修復されにくいという性質があります。ちょうど50代は老化が進みやすい年代になるため、ちょっとした力が加わるだけで傷ついて炎症を起こしやすくなるのです。
さらに、腱(板)の中でも棘上筋の腱(板)は構造的に炎症を起こしやすいと言われています。一番下の図で示すように肩峰(けんぽう)の下の面と骨頭の間が狭く、腕を上げるために腱板が肩峰に当たります。この衝突が長年にわたって繰り返されるうちに、腱が痛んで炎症を起こすようになるのです。こうして腱が痛んで炎症を起こすことで、滑液包(かつえきほう)や関節の内部にも炎症が波及していくのが五十肩の原因であると考えるのが、今のところは通説となっております。
この五十肩の発病率ですが、概ね全人口の2〰5%と言われています。つまり100人中5人が発病する可能性がある病気になるのですが、意外と少ないとも感じますが、片頭痛などと同じように、身近で痛みに苦しんでいる方を結構見かける病気であることは間違いないと思います。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の原因となる主な筋肉はこれ!!
上記の首と肩のために連携する主な筋肉のうち、下の筋肉と関節包、腱(板)が肩関節周囲炎の原因となる筋肉だと考えられています。
肩甲下筋(けんこうかきん)
肩甲骨の前面(背中側を表にすると裏側)から腕の骨に繋がり、肩を安定させます。ドアノブを回すなどの腕を内側にひねる際、また引き戸やカーテンを閉めるなどの腕を内側に振る際に働きます。
三角筋(さんかくきん)
鎖骨、肩甲骨の上部・外側から腕の骨と繋がり、肩全体を覆う筋肉です。
上半身で一番大きな筋肉で、腕を持ちあげる、回すなど、肩の動きのほぼ全てで働きます。肩を保護する役割もあります。
棘上筋(きょくじょうきん)
肩甲骨の上面から腕の骨につながり、肩を安定させます。三角筋を補助し、腕を上げる、広げる際などに働きます。棘下筋、小円筋、肩甲下筋とともに、肩の深層筋肉「ローテーターカフ」とも呼ばれます。
棘下筋(きょくかきん)・小円筋((しょうえんきん)
いずれも肩甲骨の表面から腕の骨に繋がり、肩を安定させます。ドアノブを回す、テニスのバックハンドのように腕を外側にひねる際、また引き戸やカーテンを開けるなどの腕を外側に振る際に働きます。
関節を包むカプセル「関節包(かんせつほう)」
関節包とは、関節を包んでいる袋状の膜のことをいいます。内側の滑膜(かつまく)から潤滑の役目をする関節液が分泌されます。加齢や炎症で硬くなると、関節の曲げ伸ばしがしずらくなり、痛みの原因になります。
筋肉と骨をつなぐ「腱(板)」
腱とは、筋肉と骨をつなぐ丈夫な繊維製の結合組織のことです。加齢によって弱くなり、少しの刺激で損傷や炎症が起こります。腱の炎症を腱炎(けんえん)、腱が腱を折邸する腱鞘(けんしょう)とこすれて起こる炎症を腱鞘炎(けんしょうえん)といいます。
四十肩・五十肩改善するバンコクRENEスパの理学療法
重度の方の治療
① 肩甲骨はがし、ストレートネック&五十肩改善コース【理学療法】〰(重度の痛みがある方で、医師から理学療法を勧められた方、医師の治療を受けた後痛みが少し軽減した方、腕が上がらない方)理学療法士が行う、四十肩・五十肩専用の治療コースです。五十肩は、筋肉だけでなく関節包や腱板などに炎症が起こっているため、それらに対する治療も行う必要があるため、超音波療法等の理学療法治療器による治療と、手技による治療を同時に行っていきます。関節包や腱板などの炎症が軽減するまでは、この専門コースの治療を受けることをお勧めします。改善がみられれば②のコースに移行します。90分 3500バーツ⇒(2020年12月末までプロモーション価格 2800バーツでご提供)
バンコクリンパマッサージ&理学整体スパRENEが指導する五十肩改善運動
肩甲骨まわりの筋肉を柔らかく保つことは、五十肩の防止に非常に効果があります。
バンコクリンパマッサージ&理学整体スパRENEでは、理学療法士が治療後に必ず運動指導を行いますが、なかなか真面目にやっていただけないのが現状です。
でも、セルフケアしていただくことで治癒速度は大幅に早まります。
肩甲骨まわりの筋肉のストレッチはとても簡単なので、是非、動画を参照しながら一緒にやっていただければと思います。下のバナーをクリックすれば運動方法の紹介ページへ移動します。