腰痛はなぜ起こるの?腰がだるい・・・動かすと痛い・・

腰痛には、ぎっくり腰のように突然おこる急性腰痛症から、繰り返し起きるしつこい慢性腰痛症まであります。中には、腰のせいではなく、内臓の疾患のせいで腰に痛みが出るケースもあり、その原因、程度、頻度も様々です。

以前は、明らかな背骨の疾患や、内臓が原因の痛み以外の腰痛は、関節や筋肉の損傷や負担が原因という見方が主でしたが、近年ではそれだけではなく、心理的な影響、社会的な影響も腰痛の原因に関わっているのではないかという見方も多くなってきました。腰にも内臓にも検査で異常がみられなくても、精神的ストレスだけで腰痛が起こるケースがあるようなのです。

ここでは、腰痛はなぜ起こるかについて紹介していきます。

慢性の腰痛・・・実は「筋肉のこり(筋肉痛)」です。

厚生労働省による「国民生活基礎調査」(2017年)という国民の健康状態を調査した結果によると、病気やケガなどの自覚症状がある人のうち、最も多い症状は、男性の1位腰痛、2位肩こり女性の1位肩こり、2位腰痛ですとなっており、腰痛は、非常に身近な病気になります。

神経を圧迫する椎間板ヘルニアのように原因が分かる場合もありますが85%は原因不明だと言われています。その中には神経痛ではなく、筋肉痛の一種「筋筋膜(きんきんまく)痛」の患者も多く、日ごろの姿勢の悪さや運動不足などが響いて症状が重くなっているのです。 

*原因が明らかな特異的腰痛と原因が明らかではない非特異的腰痛に分けられ、約85%が非特異的腰痛と言われています。

慢性の腰痛をかかえる人に多いのは、痛みがひどくなるたびに病院を受診し、レントゲンをとって消炎鎮痛剤などを処方されることの繰り返しではないでしょうか?。東京慈恵会医科大学の北村俊平助教は「慢性患者には、痛みが引かないからと、いくつも病院を受診する人がいる。その中には筋筋膜痛の場合も多い」と指摘されています。

今、多くの人が腰痛を引き起こす原因として考えられているのが、「筋肉のこり(筋筋膜痛)つまり、同じ姿勢などを長時間取り続けたことにより「筋肉に負荷がかかった結果、筋肉が疲労し、炎症を起こしている」ということなのです。

筋筋膜痛(筋肉のこり・筋肉痛)とは?

筋筋膜痛とは、分かりやすく言えば筋肉のこり、つまり筋肉痛のことです。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症といった神経を圧迫する神経痛は、神経にそってピリピリとした痛みやしびれなどがあります。触ると痛く、感覚が鈍くなるなどの神経障害が起こります。

筋筋膜痛の症状にはこの種の神経障害がなく、傷めた筋肉の特定場所が痛むのが特徴になります。筋筋膜痛は筋肉の損傷や過剰な負荷、疲労の蓄積などで起こります。

急性期は数日たつと治りますが、いつまでたっても回復しない慢性痛になる場合もあります。姿勢の悪さや運動不足といった様々な生活習慣がかかわっており、原因の特定は非常に難しいのですが、概ね次の2種類のタイプにわかります。

人間の体重の5分の3は上半身にあり、それを支える腰椎と筋肉には大きな負担がかかります。

主に、身体を動かして腰が痛む場合は筋肉性・関節性の原因が考えられ、長時間歩く、慣れない作業をしたあとなどの筋肉の疲れと炎症による腰痛を「疲労性腰痛」といいます。

また、同じ姿勢を続けたことで起きる筋肉の血行不良などが原因の腰痛を「姿勢性腰痛」と呼びます。

いずれも「だるい」「張った感じ」のような鈍痛も症状に出ます。両方とも、最近認知され始めた病気といえます。

姿勢別腰にかかる負荷はどれくらい?

ナッケムソンは、腰痛の原因である腰部に負担のかかる動作と数値を示し、残された課題は腰部に負担のかかる動作をさせないよう知識を広め予防を働きかける整形外科医の行動であると示唆、腰痛を労災と認めず持病扱いする古い労災保険制度を温存する米国政府などに対して方針の転換を強く促しました。

これを受けて欧州ではスーパーなどのレジ作業なども椅子に座って行っているそうです。

ナッケムソンの研究と腰痛予防啓蒙活動は労働者の健康維持と雇用確保に大きく貢献したことで高い評価を受けています。

腰痛の動きによる痛みの分類

どのような動作をした時に、腰に痛みが生じるのかを知ることで、腰痛の原因となる動作を修正していくことが可能となります。また、腰痛の改善には生活習慣を改善していくことが必要ですが、その生活習慣に姿勢が大きく関わっております。

バンコク リンパマッサージ&理学整体スパRENEでは、当店の理学療法士達が、動作チェックなどを行い、姿勢改善のためのストレッチなどの運動指導を行っております。(パーソナルトレーニングも行なっております)

屈曲型

股関節を屈曲するときに痛みが強くなるタイプです。
この場合、背筋・臀筋(お尻の筋肉)やハムストリングスが硬くなることで、骨盤が後傾するために、痛みが発生します。
ハムストリングスや臀筋群のストレッチが有効です。

伸展型

股関節を伸展するときに痛みが強くなるタイプです。

この場合、大腿四頭筋や腸腰筋など、大腿前面の筋肉が縮んでしまうことで、骨盤が前傾するために、痛みが発生します。

股関節前面の筋肉のストレッチが有効です。

旋回型

体幹を回旋することによって痛みが強くなるタイプです。

このタイプの多くが、回旋するときの腹筋の緊張が不十分なために骨盤の前傾が起こりやすくなります。

野球やテニス、ゴルフなど同一方向へ回旋する競技に多く見られます。

安静型

長時間座っていたり立ちっぱなしの姿勢をしていることによって痛みが強くなるタイプです。 すでに腰椎分離症などで骨や椎間板に異常をきたしている人に多くみられます。

腰痛の原因となる悪い姿勢をチェックしてみましょう!!

耳(耳穴)⇒ 肩(肩峰)⇒ 大転子(大腿骨のでっぱり)⇒膝(外側靭帯部分)⇒ 外踝(外くるぶし)の各ポイントを直線で結んでみましょう。

各ポイントが地面に対して垂直な直線上にあるような姿勢が正常です。正常な姿勢以外は、どれも腰に余計な負荷がかかり、腰痛を発症しやすい姿勢といえます。

次の3つのポイントについて、地面に対して平行になっているかを見てみましょう。平行になっていない場合、どのようにズレが生じているかを確認します。身体にずれがあると腰痛を発症しやすい姿勢といえます。

①耳の位置が地面に対して平行か?
②肩の高さが地面に対して平行か?
③骨盤の位置が地面に対して平行か?

腰痛の原因となる主な筋肉

腰方形筋

腰椎の両側の脊柱起立筋の深層にある長方形の筋肉です。一番下の肋骨と腰椎の突起から、骨盤につながっています。

主に、片手で荷物を持ったり、背中を側屈させたり、背中を反らす時などに働きます。

外腹斜筋・内腹斜筋

外腹斜筋は、脊柱起立筋と反対の働き(背中を丸める)や体をひねる働きを持ちます。

内腹斜筋は外腹斜筋の深層にあり、身体の側屈時回旋時に働きます。いずれの筋肉も、内臓を収める腹腔としての働きも持ちます。

回旋筋・多裂筋

体をひねる際に働く回旋筋は、背骨周辺で最も深層にあり、、背骨上をノコギリ型に走ります。

回旋筋を覆う多裂筋は、主に背骨同士の安定のために働きます。

脊柱起立筋(せいちゅうきりつきん)

背骨に沿って走る筋肉群の総称です。

最も背骨に近い棘筋群は、最長筋群より深層にあり、頸椎、胸椎、腰椎の背面にある突起に付着しています。

首や背中を反らす際に働き、側屈時の働きは弱めです。

最長筋群には、骨盤から肋骨・胸椎・腰椎につながら胸最長筋と、胸椎から頸椎につながら頸最長筋があり、首や背中を反らす・側屈時に働きます。

最も外側にあり、同様の働きを持つ腸肋筋群は、頸椎の突起から肋骨、肋骨上部から下部へとつながり、腰椎・胸椎には付着していません。

さまざまな腰痛の原因

*上の図は、整形外科医の井尻慎一郎先生による腰痛の主な原因の分類表を引用させていただいております。

筋肉・椎間関節の捻挫や炎症の場合、最初は痛みを取るために主演鎮痛薬やブロック注射を総合的に用いながら、軽いストレッチ体操を行います。痛くて動かせないうちは無理をする必要はありませんが、少しずつ動いておくほうが早く復帰できます。

痛みが治まった後は、再発防止のために普段からストレッチや体操で筋肉をほぐしておくことが大切です。

また高齢者の方の場合、初期にはレントゲン検査で判明しなくとも、あとで骨粗しょう症からくる腰痛の圧迫骨折が見つかる場合もあります。

痛みが長く続く場合は、再度レントゲン検査を行う必要があります。

腰痛を改善するバンコクRENEスパの理学療法

バンコク リンパマッサージ&理学整体スパRENEで受けていただける腰痛改善のメニューには、次の2つがあります。

① 背中(腰痛)・鼠径部の痛み改善コース【理学療法】

理学療法の治療で行う、腰痛・背中・鼠径部の痛みに特化した専門のコースです。通常ではなかなかアプローチできない深層部の筋肉にもアプローチしていきます。トリガーポイントの治療も同時に行います。超音波治療と手技治療(ディープティッシュマッサージ)の両方から治療を行います。 

概ね90分 2800バーツ

`② 理学整体ディープティッシュマッサージを含む)【理学療法】

理学療法の手技治療です。痛みの原因となっている筋肉を探し出し、整体により凝り固まった筋肉をゆるめていきます。上半身の筋肉に問題がある場合は、首や肩の治療もあわせておこなり、下半身の臀部や脚の筋肉に問題があるときは、脚やお尻の治療もあわせて行います。またディープティッシュマッサージにより筋肉の1層目から2層目まで順番にアプローチして筋肉を整えていきます。

概ね60分 1500バーツ

ご自身の身体のパフォーマンスをチェックしてみましょう!!

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