「ストレートネックといわれました」と、当店にご来店するお客様の口から洩れる決まり文句です。確かに、見ただけでストレートネックだとわかる方もいらっしゃれば、外から見てもストレートなのか、そうでないのかわからない方も多々おられます。

総じていえば、本来あるべき首の弯曲がなく、真っすぐな状態のことをストレートネックと一般的に呼ばれていると認識しておりますが、この弯曲があるかないということだけでストレートネックを論じられるほと、実は単純なものではないんです。

少し遠まわしな言い方になりますが、ストレートネックとは、首を含めた背骨の状態が「原因」なのか、それとも「結果」なのかというとが問題になってきます。

例えば、バランスボールに座っていることを想像してみてください。ボールの上でバランスを片方に崩しそうになったときに、落ちないように手を逆の方向に出したり、動いてしまう下半身に呼応するように上半身でバランスを取りますよね。つまり、私達の個別部位というものは、他の部位との関連性の中で位置取りをするわけで、決して単体で行われるものではないんです。

さらに例えを出すと、うつ伏せで本を読んだり、スマホを操作している姿勢を考えてみましょう。この場合、首の後ろが詰まった状態になり、血流が阻害されて長時間この姿勢を取ると頭痛を引き起こすことがあります。この原因は明らかに首そのものというより、うつ伏せになっていることが問題となります。

そんなことから、ストレートネックは、悪い姿勢を取ることが原因でなってしまったのか？　ストレートネックが原因で姿勢が悪くなったのか？　原因と結果をしっかりと見極めることがとても大切になってくるのです。そのため、ストレートネックの治療に頸部を含めて背骨の状態を見極める知識と経験が必要となってきます。

当店の理学療法士は、オフィスシンドローム治療等に特化した理学療法医療センターでの経験を持っており、非常に技術力が高いことから、しっかりと原因を見極めて治療を行うだけでなく、治療後も再びストレートネックにならないような運動指導や姿勢等の指導を行います。